■ 図書紹介
書籍名称: 記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
出版社: 講談社 (2001/1/19)
ISBN-10: 4062573156
ISBN-13: 978-4062573153
発売日: 2001/1/19
神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。
よく年をとると記憶力が衰えるといわれるが、この研究は成人した後であっても鍛えれば記憶力がよくなることを示している。しかし、そうは言っても成人して年齢を重ねるごとに記憶力が落ちていくのを感じるわけだが、脳科学は脳の構造にあわせた3つの「記憶の仕方」があることを教えてくれている。それは
(1) 何度も失敗を繰り返して覚える
(2) きちんと手順を踏んで覚える(易しいものから難しいものへ)
(3) まずは大きく捉え、最初から細部にこだわらない
である。
年齢と共に「丸暗記」する能力は衰えていくが、この方法を用いれば記憶力は鍛えられる。
記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。
■ 紹介した記事
◆社会人の勉強方法は、学生とは異なる
若い頃は「丸暗記」という手段が適切ですが、だんだん年齢とともに「丸暗記」ができなくなります。これは脳の仕組みからも言えるそうです。本書『記憶力を強くする』では、ある年齢以上になったら丸暗記ではなく、「論理を学ぶ」ことで記憶はできる、と書かれています。 …続きを読む…
◆プライミング効果で読書する
プライミング効果を活用して、読書をすると、1冊の本を読むのが早くなる上に、その分野について急速に知識を深め、ゲシュタルトを形成しやすくなります。そのコツは、同じジャンルやテーマの本を短期間に複数、集中して読むことです。 …続きを読む…
◆諦めないで続けるとある日突然爆発する
社会人になってからの勉強は、実践の場もあるので、成長の実感がえられて楽しいものです。ただし、最初のうちは実は成果もあまりでなくて苦しいものであることも少なくありません。これを常に成長している自分を感じさせてくれるようにするために、記憶の仕組みから言えることがあります。そのキーワードは、幾何級数的成長とS字曲線(シグモイド曲線)を活用した§型成長曲線です。 …続きを読む…
■参考図書 記憶力を強くする
◆アマゾンで見る

書名 :記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方
著者 :池谷裕二
■ 関連情報
・記憶力を強くする ブルーバックスB-1315―何も考えないこと(読書メモ)
・記憶力を強くする(pdf)-Biglobe
・空間的記憶や情動的記憶をつかさどる 海馬を中心とした神経ネットワークの解明(pdf)―東北大学研究発表資料
・記憶力を強くする-池谷裕二のホームページ
・記憶力を強くする-Google Books