■抽象化をする
時々、記事で「抽象化」という言葉を使っています。この言葉自体は、苫米地氏の書籍から学んだものなのです。
※もし詳しく知りたい方はアマゾンで苫米地英人>>の著書で探していただくか、<<苫米地英人公式サイトで検索してみてください。
ようするに、「人間はひとつの事柄を何かと関連付けて記憶している」ということなのだそうです。
それで、記憶するために、ある事柄単体でなにか覚えようとするのではなく、ストーリー形式にしたり、分類して同じようなものと関連付けたりすると記憶しやすくなる、というのを割りと信じているわけです。
このため、私はいろいろな分類方法や分解方法をよく調べたり、覚えようとしたりしてます。こうした分類方法を知っていると、ものごとを理解するのに、MECEに理屈を構築できるようになります。
本日は、この分類方法の1つの事例をご紹介します。
■人間の嘘の種類
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● 人間がつく12種類のウソ
・予防線
約束を何かの理由をっけて断るなど予測されるトラプルを未然に防ぐためにつくウソ
・合理化
失敗してしまったことを責められたときに持ち出す言い訳
・その場逃れ
ありもしないことをその場しのぎで言ってしまう
・利害
金銭が絡んでいる場合、自分が得をする受け答えをする
・甘え
自分を理解・擁護してもらいたくてっくウソ
・罪隠し
犯してしまった過ちを隠すためにつくウソ
・能力・経歴
相手との関係で自分が優位に立っために、ウソの自己紹介をする
・見栄
自分をよく見せたいという虚栄心からつくウソ
・思いやり
相手を傷っけないためにつくウソ
・引っかけ
笑って済ませられるようなからかいや冗談
・勘違い
自分の知識不足や勘違いで、結果的にウソになること
・約東破り
意図的ではないが、約東を果たせず結果的にウソになること
マルコ社(編集)(著) 『他人を支配する黒すぎる心理術』
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いくつか、過去の記憶をたどってみたのですが、確かに自分が過去についた嘘というのは、ここに当てはまりそうです。ただ、100%当てはまるわけではなく、ある嘘はこれらの幾つかを含んでいるようです。
その中でももっとも強いものを考えてみると、「そういえばあの時は、単なるミエでいい加減なことを言ったのかもしれないなぁ…」とか、思い出してちょっと恥ずかしかったり、反省したり。
■自分の行動を振り返ってみる
おそらく、多くの人は、無意識かもしれませんが、ある程度の誇張や矮小化も含めて、こういった嘘(とはいえないレベルかもしれませんが)をついていたりするのでしょう。最終的には、これら12のパターンは
・自分の利益を守るため
・自分をよりよく見せるため
・コミュニケーションのため
・誰かを守るため
に分けられると思いますが、「どういう意図でこのセリフを吐いているのか」を意識すると、より相手とのコミュニケーションが取りやすくなるのかもしれませんね。
■抽象化による理解力の強化
ここに書いたように、この「ウソの分類」それ自体も役に立つものですが、このようにものごとをある条件によって整理することを覚えると、自分自身の問題の解決や、思考の抜け漏れの検出に非常に役立ちます。いろいろな分類についてはネットを調べたり、いろいろな解説書、学術書を読んでみると数多くの事例が見つかります。
こういうパターンを覚えることで、思考力が上がるのではないかと思います。
■参考図書 『他人を支配する黒すぎる心理術』
「人を操る」とは「良好な人間関係を築くこと」につながるのです。人間関係の悩みを解決して、円滑なコミュニケーションを行なう方法のひとつに、心理学をベースにしたコミュニケーション法が存在します。
心理学的見地から、相手の表情やしぐさ、行動を分析して心理状態を把握し、コミュニケーションに役立てる心理術のなかでも、相手を「支配する」(=操る)心理術にフォーカスしたのが本書です。
コミュニケーションとは言い換えれば「操り合い」のこと。心理学をベースにした心理誘導に役に立つ考え方や具体的なテクニックを学ぶことで、コミュニケーションスキルは大きく向上することでしょう。そう、「人を操る」とは「相手との良好な人間関係を築くこと」につながるのです。
本書では人を操るための心理学や心理テクニックを紹介するために、「心理学」「心理術」の専門家への取材を敢行。心理学の基本や相手の心を透視(見抜く)技術について紹介するとともに、メインコンテンツでは相手の行動や心理を自分の意図した方向に誘導する心理術を紹介しています。
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●本書を引用した記事
最初に違いを言う
緊張するプレゼンは最初に手を広げる
「まばたき」をコントロールする
不意打ちでYESと言わせる方法
名前を呼ぶと親密度が増す
返事は「そうだよね」を使う
説得術:無言で相手を誘導する方法
声の大きさや音程を使い分ける
人に合わせて話すスピードを調節する
サインに気をつける(話半分、観察半分)
接種理論〜論理構造を図示してアンチテーゼを出す
接種理論〜評論家タイプの同僚を利用する
誤前提暗示を活用する
ランチョン・テクニックで和やかに議論する
他者と違う行動を恐れてはいけないが慎重にやりなさい
「姿勢反響」で上司から信頼を得る
行動原理を知ると人の行動が読める
ボディランゲージを聞く
援助はうけない
サインに気をつける
人間がつくウソの種類
他人を支配する黒すぎる心理術
正面の理、側面の情、背面の恐怖
●このテーマの関連図書
税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ-サラリーマン最強の蓄財術(中公新書ラクレ)
思い通りに人をあやつる101の心理テクニック(フォレスト2545新書)
相手を自在に操るブラック心理術(日文新書)
格差社会を生き延びる“読書”という最強の武器
他人が必ず、あなたに従う黒すぎる心理術
伝え方が9割