・目標を書き出して手帳の最初のページにはりなさい
・目標を書き出して部屋のよく目にするところにはりなさい
・目標を書き出して毎朝復唱しなさい
はよく言われる成功哲学のひとつですね。
では、その目標はどのように決まったのでしょうか?
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●ことのはじまり
なんでも、「最初の決心」というものが一番重要です。
これが、どこまでもついてまわるからです。
たとえば
名誉とか利益のためにはじめたことは、
やればやるほど欲が透けて見えてきてしまって
いくら豊かな知識とか、
すばらしい言葉で飾ってもごまかしきれなくなります。
事をはじめるのに、大切なことは、
シンプルに、心の底から、
「この道をきわめたい」
と叫ぶことができるかどうか。それだけなんです。
いまやっていることはどうでしょうか。
「最初の決心」はどんなものでしたか。
たまには振り返ってみてはいかがでしようか。
もしずれてきているのだとしたら、
勇気を出して、いまのうちに軌道修正しておきましよう。
池田貴将著 『覚悟の磨き方』
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■初心に帰る
最初は、どこまでやるかなんてあまり考えていなかったのではないでしょうか。
・年収1000万を超える働き方をする
・社長になる
ま、いろいろな目標があっていいのですがおそらく、そう考えるようになったのは、
・ちょっと裕福な生活がしたい
・人に命令する立場になりたい
・人の顔色をうかがうのがイヤ
きっかけはどちらかと言えばそんな感じ。
でも、ビジネス書には「目標」とは「達成度指標」と「達成期限」と書かれてますよね。
だから、「2020年までに会社を起こして年収1000万」にしたんじゃぁなかったでしたっけ?
決して最初に書いたようなやり方を否定するわけではありませんが、「目標は達成してもしなくてもモチベーションが下がる」ことのほうがおおいように思います。
小人(しょうじん)なので、目標が達成できれば「もういいや」になっちゃいますし、できなければ「オレには才能がないんだ」となります。
そこで、「よし、もっと高い目標を持つぞ」とか「絶対にやり遂げるぞ」なんて思いません。そんなこと思うレベルの人なら、ビジネス書なんて読み漁りませんって。
■目標を決めてはいけない
原点に帰って
なぜそれがやりたいと思ったのか?
これが一番大切。
おそらく、それを「やりたい」あるいは「やりたくない」の方法のひとつとして目標を決めただけなので、別の目標であっても、本来欲しかったものがが手に入ればそれでいいわけです。
ただ、本来欲しかったものは多くの場合、精神的(スピリチュアル)なものだったり、環境だったりするわけでそれが完全に達成できることはありません。
だから、成功者たちは「その生が終わるまで」やり続けるんですね。
短期、中期くらいまでは目標を決めて取り組むのがいいですが、長期の場合は
目標は決め手はいけません
それよりも、目標を建てた初心を言語化しましょう。
そして目標は都合で変えてしまうのが、ちょっとだけ幸せを感じるコツかも。
■参考図書 『覚悟の磨き方』
![]() | 不安と生きるか 理想に死ぬか 外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。 幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。 誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。 彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。 |
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●関連 Web
吉田松陰 - Wikipedia
幕末の奇人・吉田松陰から学ぶ「狂うことの大切さ」 - Naverまとめ
覚悟の磨き方-Book Vinegar
●本書を引用した記事
やらない勇気
「使えない部下」がいる理由
ゴールを設けてはいけない
覚悟の磨き方
リーダーが習慣にするべき6つのこと
●このテーマの関連図書
吉田松陰「人を動かす天才」の言葉:志を立てることから、すべては始まる(知的生きかた文庫)
人間力の磨き方
吉田松陰の名言100−変わる力変える力のつくり方−
吉田松陰一日一言
超訳吉田松陰語録ー運命を動かせ
人はなぜ勉強するのか―千秋の人吉田松陰