読んでおくべきビジネス書




キャリア形成に「ビジネス書」を読むことは重要なことです。

ただ、なかなか読む時間も確保するのは難しいとすると、自分にとっての良書を選び出すという作業がどうしても必要になります。

しかし、人の置かれた状況やその人の環境、はては志向・性向は千差万別なので、「この本は絶対役に立つ」というものを誰かに教えてもらうことも難しいです。

ただ、一般的に「名著」と言われる本は、こういうところに当てはまることが多いから、「名著」になり得たわけですので、自分にとっても「ヒット」である可能性が高くなります。
是非、名著と言われる本を読んでほしいので、こんな一覧を作っていみました。

本ブログでも散発的に紹介はしていますが、とりあえず必須図書だと思うものをリストアップしました。

 ビジネス書名著目録(必須図書)
 http://sarabooks.seesaa.net/article/407782570.html

まだオールジャンルだけですが、今後色々なジャンル別に名著を紹介していこうと思います。

もし読んでない本があれば、是非どうぞ。

■まず狙うべきは古い本

最初に名著を狙うなら、新刊はやめておいたほうが安全です。

最近になって新しいビジネス理論が成立したものは除き、ほとんどのビジネス理論は20年以上立ったものが少なくありません。

たとえば「マネジメント」でいえば、そのものズバリ、

 ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践
 ドラッカー名著集14 マネジメント[中]―課題、責任、実践
 ドラッカー名著集15 マネジメント[下]―課題、責任、実践

を読めば、必要なことは全て書いてあります。他のマネジメントに関する本は多くの場合、この焼き直しです。
より深く理解するためにはそういった「焼き直し本」も読む必要がありますが、基準にするべきは、その原点になった集大成本です。

ですので、まずはオリジナルに当たるが全体像を理解する上でももっとも大切。
その本というのは、出版から10年20年たって未だに読み続けられているものなんですね。

さらにアマゾンや楽天で入手可能なものがいいですね。
なにより本屋で探す手間が省けますし、そういうところにあるということはいまだにロングテールで売れ続けているという証拠ですので。

■蔵書しておきたい本

ここでご紹介した本は、ぜひ蔵書しておきたい本の一覧でもあります。

一度読んで終わりではなく、繰り返し読むほど、その瞬間瞬間に今の悩みの答えが書いてある、不思議な現象が起きます。
買っておいて損はない本たちばかりのつもりで紹介しました。

以前の記事でも書きましたが、ほとんどの本は私は買ってません(著者の方すみません)。
「図書館で借りてしまえばいい」というものも多数。一度読んで「ふ〜ん」と思ったら、その本の巻末の「参考図書」で原著に当たるようにしてます。

多くの本から「参考図書」になっている本というのが、その考え方ややり方の原点なんですよ。そっちが多分本物


◆このテーマのおすすめ図書



小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

「WHY型思考」が仕事を変える

Excel最強の教科書[完全版]――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術

入門考える技術・書く技術スライド編

やる気が出るスイッチの入れ方

「やりがいのある仕事」という幻想



■同じテーマの記事

オフラインモードで内面刺激を受ける

スマホや携帯電話はとても便利なものです。それどころか仕事をする上でも、自己啓発などでもいまでは必須のツールになっています。一方で、よくよく振り返ってみると、外から入ってくる情報や指示に振り回されているような感覚もあります。オフラインモード私は月に1度はオフラインモードの日をもうけてます。この日は、朝からスマホやネットに繋いだ PC の電源は全部 OFF。といっても、終日ではありません。イスラム教で言う「ラマダン」みたいなもの。..

予定を決めたら簡単には動かしてはいけない

すでに予定が入っているのに、「ちょっと話がしたい」「他の人の空いている時間がないので、この時間に会議をします」みたいな要求がいろいろ来ます。できる人は「予定」を簡単に動かさないたとえば、営業マンが最も大切にしなければならないのは、お客です。ところが、かつて、人相を輩出することで有名な某社の、トップ営業マンである M さんが、お客との面談を断っているのを見て、さすがだな、と感じた..

業界の専門家に見えるようにする

業界人に見えないように頭をリフレッシュして生きる業界人に見えない人の特徴は、まだ入社間もないか、相当仕事ができる人のはずだ。業界の枠に閉じこもっていないという点で共通している。私のコンサル時代にもこれはそのまま当てはまり、飛び抜けて優秀なコンサルタントは決まってコンサルタントらしくなかったものだ。絶対に利口ぶらないし、プライベートでは理屈っぽくないし、自分からわざわざ経歴をひけら..

それでも紙のノートは手放せない―オススメのノート5選

いろいろデジタル化してきて、随分出番が減ってしまいましたが、それでもやっぱり紙のノートはなくなりません。あの使い心地やぱっと出して必要な事項を詰め込めるスピード感はまだまだ PC やスマホでは実現できません。私の普段使いノートは マイノートの作成 でご紹介した百均のキャンパスノートを加工したものですが、他の会社の人との打ち合わせなど公式の場に持っていくのは、モレスキンだったりします。ほかにかなりもいろいろ試しました。その中から、「最強のノート」だと思うノートをご紹介し..

バッグインバッグを利用する

通勤にはリュックサックを利用してます。そのほうが両手があいて便利なのと、前に抱えるとそのまま肘掛けにできるので、電車の中で立って本を読むのに便利なんですよ。ただ、出張時や別会社へ行く時などはスーツにリュックサックというのも変なので、ビジネスバッグやスーツケースを利用してます。荷物の詰替えしかし、バッグを変えると、普段使っているものを入れ忘れたり、前日に詰め替えが必要になって意外と面倒です。そこで、重要なものや普段使うものは、バ..

読書のアウトプットの増やし方

「インプットをしたらアウトプットしないといけない」過去記事でもこういうことを書いていますし、多くのビジネス書にも書いてあります。おそらく何かに習熟するためには普遍的に必用なことかと思いますが、ビジネス書などに取り上げられているのは、たとえば、「本を読んだら読書感想文を書きなさい」とか「人に教えなさい」とか、結構ハードルが高いことが書かれてます。私も本を読んだら、殆どの場合は読書記録(感想文ではない!)を書いてますし、本ブログに自分のコメントを付けて公開したりしてます。..

年下の上司には最敬礼で接する

まあ、年上の部下の使い方もひとつの難しいテーマですが、ここでは年下の上司のへの接し方に絞って、私なりの対応方法についてご紹介します。実際、子供の頃は年上の人には無条件に敬意を持って接するようにしつけられることが多いです。たとえば、学校などでは、上級生というだけで、下級生に対しては多少ぞんざいな言葉遣いをしても許されました。その逆はたいていは「おまえ生意気」などときつく咎められます。そういう雰囲気で育ちながら、会社に入ると、年齢に..

中華タブレットでマルチタスクシステムを構築する

過去記事で何度か書きましたが、現在運用しているPCは7台あります。そのうち2台ほどが、いわゆる「中華タブレット」です。何をさせているかというと、このブログのメルマガの送信やら、記事の更新、ネットから必要な情報のダウンロードなどをさせてます。あとの幾つかの古い PC はちょっと大きなデータの解析用とデータサーバ。マルチタスクシステム以前の記事PCは複数台運用をすると効率が上がるマルチウィンドウで書いたように、1台の高性能 PC よりも、2〜3台の低性能 PC のほ..

知らないことを聞くときには、関連する情報を付け加える

仕事上で話をしていて、自分の知らないことを相手が言ってきたような場合、「すみません、ってなんですか?」と聞くよりもいい方法があるそうです。聞き方にもポイントがあって、まずは聞き方自体の問題です。「すみません、って何ですか?」とストレートに聞くのでは、無知な印象を与えてしまうので、「勉強不足で恐縮なのですが、今おっしゃっていたというのは、どういうものなんでしょうか?××..

新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる

なにか新しいことがやりたい時に、ひとりでは出来ないので、協力者がほしいですね。そういう時に、協力者を巻き込んでしまう秘策があります。アンドルー・カーネギーの成功の秘訣は何か?カーネギーは鉄鋼王と呼ばれているが、本人は製鋼のことなどほとんど知らなかった。鉄鋼王よりもはるかによく鉄鋼のことを知っている数百名の人を使っていたのだ。しかし、彼は人のあつかい方を知っていたそれが、彼を富豪..

プレゼン資料にネットで拾ったイラストは使うな

ちょっと過去に見たプレゼン資料を思い出してみてください。「ん?」っていう違和感のある図を見た記憶はありませんか?たとえば、「生産→消費者」って表すのに、「生産」のところはフルカラーで立体的な工場のイラストだけど、消費者はPowerPointに標準ではいっている人の絵とか棒人間(と線で書いた人間の絵)になっているとか。私は結構違和感バリバリ。ただ、自分で作るときはやっちゃいます。イメージに会うフリーのイラストを見つけると、嬉しく..



posted by 管理人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック