セミナーに行ったり、読書をして、何も行動を変えないのならいかないのと同じです。いや逆に時間を無駄遣いしただけ損でしょうか。
■読書の効果
本を読んだり、誰かと話していたりした時に、「あ、これをやるといいな」と思えるものに出会う時があります。でも往々にして、そのまま忘れてしまうことが少なくありません。
たとえば、本に「毎日業務時間の記録をつけるといいよ」と書いてあり、これに納得したら、
そうだ、業務時間記録をつけようと思うわけですが、だいたい数日で忘れてしまいます。
これでは、読書をしても自分の行動に結局変化が無いことになり、読書の効果はなかったということになります。これでは読書時間自体が無駄。
やろうと決めたことを継続することが大切、というのはわかっていますが、
なかなか難しいというのが現実。
■行動チェックリスト
これを忘れないようにするためには、週次レビューや月次レビューの時に
行動チェックリストをつかい、この「行動チェックリスト」に読書した時の気付きや「今後これをやろう」と決意したことを書いておき、それを定期的に見なおすことです。
私は、このチェックリストを毎週末の週次レビューの時にチェックを入れるようにしてます。
チェックリストは1行単位で
シチュエーション、アクション内容表題、日付…
のような形式になっていて、チェック内容表題には「メモ」として、その表題の詳細な説明が書いてあります。ほとんどのものは、本を読んだときに思いついたアクションなので、その本の名前と、そこに書いてあった文言をそのまま引用しています。
■使い方
で、毎週週末に、今週の列を追加して
毎日できた ◎
できた ○
出来なかった ×
やったが不十分 △
の記号を付けていきます。
◎や○が一定期間続いたら、「習慣になった」と判断してチェックリストから外すことを考えます。
こうしないと、チェックリストが無限に増えてしまうので。
これで○や◎の数を自動的に集計する(countif関数)ようにしておくと、ちょっとモチベーションになります。
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