■計画では成果は出ない
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決定は最初の段階から行動への取り組みをその中に組み込んでおかなければ成果は上がらない。
P.F.ドラッガー 『経営者の条件』
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計画と称して、Excelやガントチャートツールに取り組んで、素晴らしい計画表を作ってくれる人がいます。しかし、成果は行動によってしか得られません。
数値目標を立てようが、日程表を書こうが、行動を前提に作らなければならないのです。
だから、計画を作るのを止めましょう。アクションプランを作ることです。
アクションプランに必要な要素は、
・いつ
・誰が
・誰に(何に)
・何をする
を明確にすることです。
3ヶ月先のことはわかりません。
やったことがないことであれば、明日のこともわからないかもしれません。
だから、日程は単なる分解したマイルストーンで十分です。
そのマイルストーンを達成するためにどの様なアクションプランを作るかが、あなたの成果につながります。
私は、GTD(Getting Things Done)の規則に従って、次にやること(NextAction)をまず決めるようにしてます。その結果を見てさらに次のアクションを決めればいいことです。
■ミス・エルザのワークブック
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ドラッカー教授は、計画することの大切さを小学校時代の恩師、エルザ先生から学びました。
題して「ミス・エルザのワークブック」です。
このワークブックは、次のようなシンプルなものでした
・毎月一冊、ノートを用意する
・作文、算数、習字など、学ぶべきこと一つひとつについてを割り当てる
・週始めに、各項目について、具体的にやるべきことを書く
・週末に、実際に何をどのように行ったか結果を振り返り、次週のやるべきことを具体的に書く
・それぞれページ記入する
ドラッカー少年は毎週、エルザ先生から目標設定と計画のアドバイスをもらい二人三脚で課題の検討を行ったそうです。
結果をきちんと振り返ることで、目標と現実のギャップが明らかになり、改善点が見えてきます・目標を達成できたときも、その過程を復習することができます。
いずれにしても、次に何をすべきか、何を生かすべきかの大きなヒントとなるのです。具体的な行動を計画し、それを実行することで成果はますますあがりやすくなります・ドラッカー少年はそのことを身をもって学び、生涯の習慣としました。
佐藤等著 『実践するドラッカー(行動編)』
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この本は以下でも参照することができます。
http://books.google.co.jp/books?id=w-piRMxgVqAC&pg=PT97&lpg=PT97&dq=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF&source=bl&ots=4yr1C45hnh&sig=OtveTOpUmUaJ_dq_tnvYnsTJ3jI&hl=ja&sa=X&ei=6R9GVI6DHsbPmwXC8oLYCg&ved=0CCcQ6AEwAQ#v=onepage&q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF&f=false
こういった作業は一人ではなかなか続きません。
多分、ドラッガーも、ミス・エルザという良師に恵まれたから続けられたんでしょうね。
※しかし、オーストリア(ドラッガーの出生国)には「習字」なんてあったんですね…。
■参考図書 『実践するドラッカー』
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