再帰分割計画法でアクションプランを作る





本日は効率的な計画の建て方。




■ベストな計画


どんな計画の立て方がいいのかというと、世の中のスタンダードは、PNBOKでしょね。

もし詳しくない方は、ぜひ勉強してください。
WIKIPEDIAのページだけ紹介しておきます。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/PMBOK

できたら、これについて半日くらいは語れる(講習会の講師ができる)程度には勉強しておくと、仕事にすごく役立ちます。

単純に言えば、タスクにブレイクダウンをして、そのタスクの難易度と過去の経験からタスクの長さ(必要時間)を決め、タスクの前後関係からこれをガントチャートに配置することです。

ところが、なかなかそんなのできないんですよね。

だいたい、最後までやり切るのに、どんな問題が出るかなんて分からない。やってみないとわからないことも多いので、そのやり方で最後までやれるのか、あるいは何らかの方針を決める必要があるのかどうかがわからなければ、あらゆる可能性を書き出していく事になるけど、詳細に分析してみないと(実際にやってみないと)本当のリスクは抽出できるものでもありません。




■現実的な計画


そこで私のオススメのやり方は、「再帰分割計画法」。
※私が勝手に名前をつけただけなので、ググっても出てきませんよ。

どうやるかというと、

  1.いつまでに結果がを出すか(プロジェクトのゴールはいつか?)を決める
  2.大体7〜8割できている成果物・状態は何か、を決める
  3.それをゴールの日付とスタートの日付の中間点に置く
  4.その中間点の成果物をゴールとした時に、大体6〜8割の成果物・状態を決め、また中間点に置く。
  5.4を繰り返す。中間点が、来週になったら終わり。

ここでのポイントは、
 ・全体半分に分けて、前半だけを詳細化する
 ・さらにその前半の半分をより詳細化する
ということです。


「成果物・状態」と言うのは「こんなイメージのものや状態」があれば、ゴールに辿り着けるかな?と思えれるものすべて。
多分、これが複数個できるでしょう。

それが直近になるほど詳細化されます。

もし、あなたがソフトウエアアルゴリズムの勉強をしたことがあれば気がつくかもしれませんが、これは、多数のデータをソートする再帰アルゴリズムのひとつをプロジェクト管理の方法に展開したものです。

着眼するのは、「半分にする」という作業だけです。

こうやって計画を作ると、直近の計画は詳細で、未来になればなるほど大雑把な計画が出来上がります。

明日やることははっきりしているけれど、来月やることは、1ヶ月スパンで割合いい加減に書いてある計画書です。

これが意外とうまくいきます。

今週もし遅れが出たとしても、来週は2週間先の計画なので、若干の補正を入れるのはそれほど難しくありません。そこに収まらなければ、2ヶ月先の計画を補正すればいいでしょう。

これだけ大きなスパンだと、多少の誤差には揺らぎません

というか、いつもゴールは同じだけど、先月建てた計画と違う計画になっているのは私の能力の限界かも知れませんです。



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