仕事をしていれば、だけではなく、あらゆることで、何かしようと思った時にうまくいかない事があります。
こういった時は誰かにアドバイスをしてもらうことで、いきなり視界がひらけたり、それを半信半疑やってみたら以外にもうまく行った、という経験があります。
■アドバイスは毒になる
ところが、こういうことが何度も重なると、別の問題が出てきます。
それは依存心です。
つまり、自分で助かろうとするのではなく、誰かに助けてもらおうという意識です。
これは、本人が自覚できないだけに非常に危険です。
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ここで再度指摘しておくと、不必要な助言を求める一般的な深い動機は、もう子どもではないのだが、助言を求めることで身を守られ、かわいがられているのだ、という気持ちをいつまでも持ち続けられる点にある。しかし、これでは、失敗のための言い訳を事前に用意しておくのとなんら変わりない。他人の助言に従って行動してうまくいかなかったら、落度は自分にはなくて助言者にあると考えるわけだ。そうして、成功する行動をずっと夢見ていることができるし、最初の自分の考えどおりに行動していたら失敗することはなかったのに、と信じ込むこともできるのだ。
こうした動機がありうるので、助言を求める衝動が生じたら、一つひとつ吟味したほうが賢明である。その衝動の源になんの疑念をはさむ余地もないなら、やましくない心で助力を求める前に、もう一つ答えるべき質問がある。
「これを独力でやるとしたら、自分の時間を使うだけですむだろうか」という間いだ。答えが「イエス」なら、使う時間の量が、結果の重要性に比ペて、ひどく釣り合いのとれないほど多くなければ、ほとんどの場合は独力で問題解決にあたったほうがよい。
ドロシア・ブランド著 『目覚めよ!生きよ!』
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■アドバイスを受ける価値があるかを確認する
人の助言を求めるときに、それに値するかどうかを先に確認してから、アドバイスを受けることです。
・もし、その人の助言に従って行動した時に、自分はその人の責任にしないだろうか?
・独力でやるとしたら、どういう影響があるだろうか?
というのが本書のすすめ。私としてはここは引用(『目覚めよ!生きよ!』)の最後に書かれている
自分にとっての重要性
というものが重要な気がします。
つまり、何かをしようとしている時に、それを「自分が解決することが重要」なのか、「他人の力を借りてでも、問題を解決することが重要」なのかの2択がまずある、ということです。
そして、アドバイスに従って達成できた時に得られる自分の成長と、失敗した時にアドバイスをくれた人に対して「自分のせいだ」と言えるかどうかを考えてみることです。
■参考図書 『目覚めよ!生きよ!』
![]() ![]() | 女流作家ドロシア・ブランドにより1936年に出版されるや瞬く間に全米ミリオンセラーとなり、今も世界中で読み継がれている成功哲学の古典『Wake up and Live!』の初の日本語訳版。この本で語られている最も重要なコンセプトは、人間の心の奥底にひそむ「失敗しようとする意志=破滅願望」の存在である。 「成功の公式」として紹介される内容はシンプルですが、明快な行動基準として示され、実に80年近く前に書かれた内容なので、事例などは少し古さを感じさせるが、根本的にはいまなお通用する原理原則である。また「as if の法則」など近年再び話題となっている考え方も平易に紹介され、多くの方の人生にとって、示唆が多い一冊となるだろう。 |
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●本書を引用した記事
仕事が完了したらすぐに次の仕事にとりかかる
自己管理能力を上げる方法
生産的であるために1:マインド編
まるでできたかのうように振る舞うと本当にできる
目覚めよ!生きよ!:さあ、第一歩を踏み出そう
希望は放置しておくと腐ってしまう
「同じ轍を踏む」ようにするとうまくいく
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目覚めよ!生きよ!:あまり重要でない才能の芽を伸ばす
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