面接や会議などの公式の場で、つい「スラング」を使ってしまう人がいます。
これ、大失敗と認識した方がいいです。
たとえば、
「〜じゃね?」
「めっちゃ〜」
「ウザい」
「うちのヨメが〜」
「どこへ行かれますか?」
「○○じゃないですかぁ」
下の2つはあまり認識がない人も少なくありませんが、日本語として正しくありませんので、私としては「若者言葉」というか「スラング」に分類してます。
くだけた場であれば、大目に見ることはやぶさかではありませんが(わたしも使う時がありますので)、会議などの公の場で使うのはあまりにも場違いです。
■「スラング」は軽く見られる
こういったスラングは、あなたの発言の威力を下げるものです。
あなたは知的で重厚だと思わせたければ、正しい日本語を重々しく使うほうが発言の印象やあなた自身の評価をいい方向に持っていけます。
つまらない言い方をすれば、その言った事自体も、ひいては貴女自身も「つまらない」と判断されるのです。
他人から一目置かれたかったら、正しい日本語を使わないと最低線を超えられなくなります。
■短縮形も要注意
短縮形も流行り廃りがあります。
流行に大してすぐに乗るのは軽薄に見られる要因になります。
「ハムト」
「アラフォー」
「ざま〜っす」
「ググる」
ま、短縮形や流行り言葉は私もちょくちょく使ってますが。
特にこのブログ記事はあまり重くしないためにも知っている範囲でところどころに混ぜるようにしてたりして…。
■老成する
短縮形や言葉遣いで公式の場で使っていいかどうかは、原則どのくらい市民権を獲得しているかに依存します。しかし、性格的にきっちりしている人は、保守的な言葉の使い方をします。「ケータイ」ではなく「携帯電話」なんですよ。
保守的に見られるというのは、「重さ」につながります。その人の発言の重さに関わってくる問題です。
だから、会社の社長が記者会見で、
「ウザいこと言うのがいて、チョーしんどかった」
「ググれ」
「MMMだよね〜」
なんて言い方しませんよね。
「老成」という言葉がありますよね。
さまざまな知識を得、経験を積んで「老成」することで尊敬を得られるようになります。
たとえ老成していなくても、そのように振る舞うことで尊敬の対象になれるわけです。
顔の作りや体格は変えられませんが、行動や発言だけでも年上に見られる方が、相手からは重く扱われるわけです。
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『影響力の武器:なぜ、人は動かされるのか』の[第三版] - マインドマップ的読書感想文
影響力の使い方講座 - ダイレクト出版
影響力の武器とは?説得するときにはこれ - DCC用語集
影響力の法則 影響力の武器 - YouTube
影響力の武器:マネジャーとしての影響力は、どうすれば発揮できるのか?-Bizトレンド
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