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計画において重要なことは、明日何を行うかを考えることではない。明日のために今日何を行うかを考えることである。(中略)われわれは、明日行う意思決定について計画しがちである。楽しいかもしれないが無益である。意思決定は現在においてしか行えない。
P.F.ドラッガー著 『マネジメント』
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多くの人が計画を立てていません。
計画とはスケジュールとは全く違うものです。
目標(ゴール)を達成するために、今日これから何をしなければならないかを考え、どのように時間を使うかを事前に決めることこそが計画です。
いわば、戦略や作戦と言い換えてもいいものです。
あなたのスケジューラを開いてみてください。
10:00〜11:00 ●●会議
14:15〜16:00 ○○資料作成
と書かれていますね。これは単なるスケジュールの羅列です。スケジュール管理なら秘書やスケジューラを使ってできますが、計画はあなたにしか作れません。
■プレビュー
その日の始めに何にどのくらい時間を使うのか、週の初めにどの日に何をするのか、月のはじめに〜
これを書き留めて置くことをしましょう。
私はこれを「(日次/週次/月次){プレ}ビュー」と読んでいます。
こうして長期スパンのものは荒く、短期スパンのものは詳細に計画を立ててはじめて、半年後、1年後にあなたはゴールに近づいていけるのです。
明日の朝、あなたはどうなっていたいですか。
それを決定するのは、「今のあなた」であって、「明日のあなた」ではありません。
■参考図書 『マネジメント』
立ち読み可 | もはや説明するまでもない、今世紀の金字塔。 ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者、またマネジメントのグルの中のグルと呼ばれる。 他人からは未来学者と呼ばれたこともあったが、自分では「社会生態学者」を名乗った。 「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。 彼の著作のなかでも最も引用されることが多いのが、本書と『経営者の条件』。 ビジネスマンなら必携の本。解説本も数えきれないほど。 |
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マネジメント 著者 :ピーター・ファーディナンド・ドラッカー | マネジメント 検索 :最安値検索 | マネジメント 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
予定表は複数のグループで管理する
いつ終わるのかを言う
プレゼン資料でオリジナルのオートシェイプを使う
多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」
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●このテーマの関連図書
ドラッカー名著集14マネジメント[中]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集15マネジメント[下]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集3現代の経営[下]
ドラッカー名著集2現代の経営[上]
ドラッカー名著集11企業とは何か
ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)