大局に着眼する




私が若かりし頃、上司から製造品質問題の分析と対策の報告を指示されたことがあります。
そこで指示されたのは

 「4Mに分解して層別せよ」

でした。私はこれに反対して、過去全ての不良現象と対策の一覧をまとめた表を作っていた所、上司に「オレの入った通りにやれ!!」とえらく怒られた記憶があります。

なぜ反対したかというと、個別の不良現象は不良現象であって、何かに分類しようとすれば、それは複数の原因を持っていてMECEではなくなる。不正確なデータは存在意義がない、というものでした。
※いま思えば赤面モノですね。

結局しぶしぶ上司の言うとおりのデータを纏めて、「問題点として○○が大体40%ぐらい………」とやった結果、関係部門を巻き込んで頻度の高い問題グループの設計的な見直しをして不良が激減しました。

■大局に着眼する

囲碁で、「着眼大局着手小局」という言葉があります。

若い時は特に視野が狭いので、重箱の隅をつつくようなことをしがちになります。ところが細かいところに意識を集中していると、全体としてバランスが悪くなっても気が付きません。

全体の筋を間違えると、大きな時間や労力のロスになります。
仕事をしていく上では、大筋を見失わないこと、効率良く物事を進めることが重要です。

だから、タスクをするときには、そのタスクに集中し、進め方を考えるときには手段ではなく流れを考えましょう。

今あげた例で説明すると、大筋は、「どこに資源(ヒト、モノ、カネ)を集中したらいいか」ということです。

そこをわかるようにするためなら、多少の誤差など考慮する価値はありません。

定量的なデータがないからダメだとか、あいつが言っているからその意見は聞きたくないなどというこだわりは仕事の成果に対して害悪にはなっても良いことはありません。
細かいことや自分の考えにこだわらず、先達のアドバイスに従いましょう。

もし最終的にそれではダメだったとしても、「こうしたらダメなんだ」という勉強になったというふうに考えてください。

■レポートもチェックしすぎない

部下や後輩を持つようになると、「レポートをチェックしてください」「プレゼン資料のチェックをしてください」などと依頼される場面が出てきます。

この時も、

 ・ストーリとして成り立っているのか
 ・説得力があるか

にまず着目して指摘しましょう。誤字脱字を細々と指摘すると嫌われますよ。

もちろん、顧客に見せるなど誤字脱字がないことが重要な資料ならきちんと指摘しないといけませんが、社内の関係者に見せる程度の資料なら、多少誤字脱字や「てにおは」が間違っているくらいで指摘する必要はありません。

メリハリを付けましょう。

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