考える力は、他人が出した結論を見るだけでは絶対に付きません。
自分の頭で考え、それを整理し、行動してそれをさらに最初の考えにフィードバックするというループによってのみ強化されます。
本カテゴリでは、さまざまなテーマを設問としてご紹介していきます。
そのテーマについて、ノートに自分の考えを書き出して、それから導き出される結論に基づくアクションを決定して行動してみてください。その結果自分の考えがどのように変わったのか、一度このノートをを見なおしてください。
Practice Makes Pefect!!
■本日のテーマ「個人の目標と部門の目標」
一人ひとりの貢献は、組織の成果から見れば部分に過ぎません。
あなたは、上司から何を持って評価されるかというと、組織に対してどれだけ貢献したのかによってのみ評価されるのです。
自らの貢献を評価するには、「直接の成果」「価値への取り組み」「人材の育成」の三つの領域からなる組織の成果を理解していなければなりません。
「直接の成果」とは、今年度の組織目標を一人ひとりの過去の貢献度と能力によって分解したものです。
「価値への取り組み」とは長期的にみて組織の価値をどれだけ高められたか、あるいは高められる可能性があるか、です。
「人材の育成」とは、あなたの部下や後輩が、将来的にどれだけ組織の目標に貢献できるようにするかということです。
これらを総合的に見てあなたの評価が決定されます。
あなたは、上司に対してこれら3分野の総合的な貢献度が高いことをアピールしないと上司からの高い評価は得られません。
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自らの仕事ぶりを管理するには、自らの目標を知っているだけでは十分でない。目標に照らして、自らの仕事ぶりと成果を評価できなければならない。(中略)あらゆる者が自らの仕事ぶりを測定するための情報を手にすることが不可欠である。
P.F.ドラッガー著 『マネジメント』
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■本日のお題
あなたの個人の目標を「直接の成果」「価値への取り組み」「人材の育成」の3つに分けて説明してください。次に、それが組織全体の目標に対して持っている影響度を数字で表してみてください。
現在の影響度を将来どのくらいにしたいかを
1年後
3年後
5年後
に分けて書き出してください。
その目標を達成するために、目標として
今年何をするか
今月何をするか
今週何をするか
を一つだけ書き出してください。
今週の目標を実践しましょう!!
■参考図書 『マネジメント』
立ち読み可 | もはや説明するまでもない、今世紀の金字塔。 ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者、またマネジメントのグルの中のグルと呼ばれる。 他人からは未来学者と呼ばれたこともあったが、自分では「社会生態学者」を名乗った。 「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。 彼の著作のなかでも最も引用されることが多いのが、本書と『経営者の条件』。 ビジネスマンなら必携の本。解説本も数えきれないほど。 |
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マネジメント 著者 :ピーター・ファーディナンド・ドラッカー | マネジメント 検索 :最安値検索 | マネジメント 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
Ginger
会社で生きることを決めた君へ_4
メールは一往復半で完了する
寝るときに部屋は明るすぎず、暗すぎず
PDFから画像を「抽出」する
聞かれたことに答える
ミーティングチェックリスト
有線LANを優先する設定
タイムマネジメントを考えない時間
飽きたときは、体むより異質な作業をやってみよう
●このテーマの関連図書
ドラッカー名著集14マネジメント[中]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集15マネジメント[下]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集3現代の経営[下]
ドラッカー名著集2現代の経営[上]
ドラッカー名著集11企業とは何か
ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)