習えば相遠し








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子曰。性相近也。習相遠也。
子曰(いわ)く、性(せい)相(あい)近し、習(ならい)相遠(とお)し

人の生まれつきの性質はそれほど大差ないが、その後の学習や習慣の違いによって、大きく違ってくる。

〔出典〕 『論語』陽貨 2
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人間、生まれた時はそれほど差があるわけではありません。
そのあと何をどのように学んだかによって差がでます。

その結果は何十年後かに、埋められないような大きな差になります。

もしあなたがまだ若手といえる年齢なのであれば、まだ十分間に合います。
これから、あなたがどのような経験をするか、その経験から何を学ぶかが人生の後半に大きな差になることを意識しましょう。

 「若いころの苦労は買ってでもせよ」

と言われます。でも単純に苦労しただけでは意味がありません。その苦労をあなたがどのような糧にするかが問題なのです。

この『論語』の出典は以下の本から頂戴しました。

賢人のビジネス中国古典











■参考図書 『賢人のビジネス中国古典




いにしえの書からあらたな発見――。
中国古典に学ぶ、「いま」の生き方と闘い方

中国いにしえの教えや兵法には現代のビジネスの課題解決に役立つカギが隠れている!
個性豊かな人物たちがしのぎを削った三国志の時代から『孫子』『論語』まで、ビジネスだけでなく人生の本質も見えてくる一冊。

序章 中国史に学ぶ英雄たちのスケール
第1章 論語に学ぶ人生学
第2章 孫子に学ぶビジネス戦術
第3章 三国志に学ぶ処世術
終章 中国古典の正しい読み方





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賢人のビジネス中国古典
著者 :荒俣宏

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●本書を引用した記事
 習えば相遠し
 賢人のビジネス中国古典

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