■目標管理
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目標管理を採用している組織は多い。しかし、真の自己管理を伴う目標管理を実現しているところは少ない。自己目標管理は、ス口ーガン、手法、針に終わってはならない。原則としなければならない。
P.F.ドラッガー著 『マネジメント』
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ドラッガーは各種の著作で、以下のように述べています。
知的労働者は第三者が管理・監督することはできない
知的労働者は、目標管理においても自ら考え、行動し、修正しなければ成果は上がりません。
つまり、知識や能力など目に見えないものを労働の源泉にするものは、知識や能力が目に見えず測定もできないので、管理することはできないということです。
だから組織はその人の知識や能力ではなく、成果で評価するのです。
■個人の目標管理
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自己目標管理は、人間というものが責任、貢献、自己実現を欲する存在であると前提する。
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人の本性は、最低ではなく最高の仕事ぶりを目標とすることを要求する。
P.F.ドラッガー著 『マネジメント』
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目標管理は、支配による管理から、自らの動機に基づく管理に転換する必要がありますが、それはすなわち、個人個人の強い意思が必要になります。
「組織におけるマネジメント」とは、その自己管理を後押しするとともに、成果の方向性を統合するものです。目標とする成果を達成するかどうかは(総合的な意味での)「個人の能力」です。
そして個人は、それを公言するかどうかは別として、「最高の結果」を得たいと思うものなようです。
ただし、心理的に失敗した時の伏線として、「最低の結果」を公言してしまう時があります。
※テスト前に、「昨夜は勉強せずに寝ちゃった」と言う心理ですね。
この誘惑に負けず、常に最高の目標を掲げたものだけが目標を成し遂げることになります。
■参考図書 『マネジメント』
![]() ![]() | もはや説明するまでもない、今世紀の金字塔。 ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者、またマネジメントのグルの中のグルと呼ばれる。 他人からは未来学者と呼ばれたこともあったが、自分では「社会生態学者」を名乗った。 「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。 彼の著作のなかでも最も引用されることが多いのが、本書と『経営者の条件』。 ビジネスマンなら必携の本。解説本も数えきれないほど。 |
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![]() マネジメント 著者 :ピーター・ファーディナンド・ドラッカー | ![]() マネジメント 検索 :最安値検索 | ![]() マネジメント 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
キーワードをつける
生徒になるな、先生になれ
議事録は清書してはいけない
リーダーになれないなら事務局になる
遅れを取り戻す
考えるときにはペンを持つ
いま調べなさい、あなたの時間は無限ではない
強制メモ
アイディア貯金
マウスを外してPCを使うと操作が早くなる
●このテーマの関連図書
ドラッカー名著集14マネジメント[中]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集15マネジメント[下]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集3現代の経営[下]
ドラッカー名著集2現代の経営[上]
ドラッカー名著集11企業とは何か
ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)