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反証がないかぎり、反対する者も知的で公正であると仮定する。明らかに間違った結論に達している者については、「自分とは異なる現実を見て、異なる問題に気づいているに違いない」「もしその意見が知的かつ合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているか」と考えなければならない。
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「誰が何を言ったか」という考えには価値はありません。
そこで「何を言ったか」のみに価値があります。
その価値を確認するためには、
どのような観点でその意見を述べたか
どのような仮定でその意見を述べたか
を究明しなければ、あなたの考えは実現できないでしょう。
ドラッガーは、反対意見を歓迎し、よりよきものを導くことを旨としたそうです。
なぜなら、問題を多面的に見て本質をつかむことは、一人では成し得ず、他の人が自分とは違うどんな現実を見ているかを徹底的に調べなければできないからです。
より多くの目が、より多くの立場が問題の本質を明らかにしてくれます。
そしてあなたの見解をより公正なもの・より現実的なものにしれくれるでしょう。
反対意見を尊重し、歓迎する姿勢や文化風土を作ることは、大きな成功を手にする秘訣です。
■参考図書 『マネジメント』
立ち読み可 | もはや説明するまでもない、今世紀の金字塔。 ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者、またマネジメントのグルの中のグルと呼ばれる。 他人からは未来学者と呼ばれたこともあったが、自分では「社会生態学者」を名乗った。 「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。 彼の著作のなかでも最も引用されることが多いのが、本書と『経営者の条件』。 ビジネスマンなら必携の本。解説本も数えきれないほど。 |
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マネジメント 著者 :ピーター・ファーディナンド・ドラッカー | マネジメント 検索 :最安値検索 | マネジメント 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
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●このテーマの関連図書
ドラッカー名著集14マネジメント[中]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集15マネジメント[下]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集3現代の経営[下]
ドラッカー名著集2現代の経営[上]
ドラッカー名著集11企業とは何か
ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)