この記事を書く前に「リーダー コンプライアンス」でGoogle検索してみたのですが、意外とヒットするものが少ないですね。コンプライアンス全体で300万件あるのに、「リーダー」を付けて絞ると80万件くらいでした。
業務の最前線でコンプライアンスを意識しないといけないのは、リーダーなのに結構少ない。
どちらかと言うと、経営者向けの話が多そうです。
いつものように Wikipedia から
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企業コンプライアンス(きぎょうコンプライアンス、corporation compliance)とは、コーポレートガバナンスの基本原理の一つで、企業が法律や内規などのごく基本的なルールに従って活動すること。ビジネスコンプライアンスという場合もある。「コンプライアンス」は「企業が法律に従うこと」に限られない「遵守」「応諾」「従順」などを意味する語だが、以下では主にこの語を使う。
今日ではCSR(corporate social responsibility の略。企業の社会的責任履行)と共に非常に重視されている。
近年、法令違反による信頼の失墜や、それを原因として法律の厳罰化や規制の強化が事業の存続に大きな影響を与えた事例が繰り返されているため、特に企業活動における法令違反を防ぐという観点からよく使われるようになった。こういった経緯から、日本語ではしばしば法令遵守と訳されるが、法律や規則といった法令を守ることだけを指すという論もあれば、法令とは別に社会的規範や企業倫理(モラル)を守ることも「コンプライアンス」に含まれるとする論もある(後述の「コンプライアンスとモラル」参照)。また、本来、「法的検査をする」といった強い実行性をもっている。
<Wikipedia 企業コンプライアンス
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■リーダーになったらコンプライアンスを常に意識する
「どうしてコンプライアンスが必要なのですか?」
あなたはメンバーにこう聞かれて答えられるでしょうか。
もしあなたがこれに答えられないと思っているなら、こんな模範解答を参考にしてください。
「企業は社会の公器としての機能を持っている。だから社会の秩序を乱すような行為は、その存在意義をなくしてしまうからだ」
「お客様に信頼してもらうことで我々の事業は成り立っている。信頼関係を築き、維持するためには法律はもちろんマナーも含めて守る必要があるんだ」
これは模範的回答で、実際にあなたがコンプライアンスを守る理由は別にあります。
それは、コンプライアンス違反が表面化した時に、トカゲのしっぽにされないためです。
企業は問題が起きたら、その存在自体を守るように働きます。あなたを守るつもりはゼロです。
逆にあなたが言い訳に使いやすい部署にいる、あるいは責任を押し付けやすい業務・職責を持っているのなら、どんな理由をつけてもあなたの個人的問題にすり替えようとする可能性があります。
これは、いままでの色々なコンプライアンス違反の事例でも明らかですよね。
どう見ても企業体質なのに、「××の責任をとってやめさせていただきます」みたいな部門長や役員がいましたよね。それで終わりにしたいいんですよ、企業としては。実際には報道されてないでしょうけど、それに連座させられた人も少なくないと思われます。
さらに、ぶった切る側はいたいことも痒いこともないですから。
※もちろん、「辛い決断だ」「断腸の思い」くらいは「ほざき」ます。
あなたが役員みたいに大きな職責がなくとも、リーダーとなった以上は、相応に職責があります。
そこに
付け入る隙を与えてはいけない
というのは常に意識していないと、足をすくわれることになります。
特に管理職になると、責任はあるわ、労働組合には所属しなくなるわで、益々クビを切りやすいんですよ。
くわばらくわばら。