業務改革はどのようにすればいいのかという問いは簡単に答えが出るものではありませんが、基本パターンはそれほど多くありません。
それを知っていれば、あなたは必要十分な選択肢を持つことができます。
■業務改革の王道6選
業務改革をする方法は以下の6つのパターンのどれかです。
1.標準化
2.一元管理
3.業務集約
4.アウトソース/オフショア
5.承認ブ口セスの見直し
6.納期短縮
世の中で行われている業務の改革や改善はこのどれかのパターンに当てはまるか、その組み合わせに過ぎません。
つまり、このパターンを実際に変えようと思う業務について実際に適用(「テーラリング」といいます)してやれば、答えは出せるようになります。
すでに世の中で使われているものなので、自分がイチから考え直す必要はありません。大いに利用しましょう。
■個人の業務改革
この王道ルールは個人に対しても有効です。ただ表現が組織に対してのものになっているので、個人に置き換えて考える必要があります。
すなわち、
1.作業ルール化
2.情報の集中
3.同時平行化、「ついで」化
4.他人に任せる、業務移譲
5.ホウレンソウのやり方
6.効率化・自動化
です。
ちょっといい言葉に置き換えられてませんが…。
それぞれの詳細や考え方についても今後少しづつ説明していきたいと思いますが、ご自分でも考えてみてください(というか、自分で考えないと自分にあったものは見つけられません)。
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業務改革プロジェクト成功率9割のノウハウを、惜しみなく公開 企業変革・業務改革について書かれた良書はいくつかあるのだが、ほとんどが翻訳書である。 そのため、実際に日本企業で業務改革を進めるうえで最も悩ましいこと、例えば いかにトップに味方になってもらうか 業務調査は何をどこまで調べればいいのか 抵抗勢力とどう対峙するか といった、実務家が実際に悩むことについて、きちんと応えていない。 本書は、日本企業のなかで業務改革を起こしたいと思っている、「普通の人」のための教科書である。 実名での企業事例、当事者の声、実際に現場で使った資料をふんだんに盛り込み、ビジュアルに解説した。
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●本書を引用した記事
論理的に話す技術
トラブルを上司に報告する前にするべきこと
決断までの時間
業務改革の教科書2
あなたが座っていた椅子を見なさい
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課長・部長になりたかったら建設業か情報産業にいく?
やる気がでないのであれば、「今日は休養で退社します」で良い
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気持ちだけ論理的5段階評価
●このテーマの関連図書
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