優先度は結果次第






仕事の優先度を決めるのに、重要度と緊急度で判断しなさい

よく言われるセリフですね。

でも、以前の記事でも書いたように、仕事はそれでは判断できません。

上司から言われた仕事は、全部優先度は「高」です。
締め切りに近くて、それをやる必要時間が少ない時は、すべて緊急度「高」です。

どちらも低いからといってやらなければ、上司から「『やれ』といっただろう!」と怒られるのが落ちです。




つまり、重要度と緊急度が低い仕事は、あなたが「これからトイレにいくかどうか」くらいです。
※冗談ですよ

■全部やる


あなたが引き受けた仕事は、優先度にかかわらず全部やらないといけません。

したがって、やらなくていい仕事は断った仕事だけなんですね。

だから、もし仕事を言われたら、その場で

 やりません

と宣言することが一番大切なんです。
※「できません」ではなく、「やりません」と言ってください。「できない」のは他人が原因ですが、「やらない」のはあなたの意志です。今の仕事を「やる」といった以上、それ以上つめ込まれたら、「それはやらない」ということです。

逆に「分かりました。やります」といった仕事は、全部(1件の例外なく)期限までに完成させるのがあなたの義務です。




■優先度の高い仕事


でも、結果的に予定がいっぱいいっぱいのところに、別の仕事が入ってきたとき、何を基準にそれを「やらない」と決めるのかというと、

 その結果を出した時に、自分にとってどういう好影響があるか】】

を考えます。曖昧に考えてもわからないので、点数をつけましょう。

この仕事は、上司からの受けも良くなるし、部門や会社にとってもメリットが大きいと考えたら82点(細かな数字は私の趣味なので気にしないで)。

いまの仕事はというと…

と考えて、もっとも点の低い数字のものを、「やっぱりこれはやりません」と宣言しましょう(依頼者にいうことです)。それによるマイナスポイントを勘案しても、メリットが大きいなら、調整してでも新しい仕事を引き受けてください。
※その際に今の仕事を断るという作業も発生することをお忘れなく。

あくまでも仕事のポイントは、結果の影響度を考えることです。
それが優先度の考え方です。

 優先順位を考える=タスクリストを並べ直す

ではありません。




タグ:やれ
posted by 管理人 at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的生産術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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