コールドリーディング入門:要約2:フィッシング・パンピング




仕事に役立つ本をご紹介しています。

・署名:   『一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
・著者:   石井裕之




■概要


コールドリーディングとは、占い師や詐欺師がいかにも「あなたの全てを知っている」かのように相手に錯覚させるための技術です。

実際、ある程度のトシになれば、それなりにこれに近いことはできるようになりますし、部長・役員級のひとであれば、「誘導質問」みたいな技術として使っていることもあります。

本日は、本書のポイントのひとつ、「フィッシング・パンピング」についてお送りします。

■フィッシング・パンピング


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相手の個人情報をさり気なく聞き出して悪用するという詐欺があります。オレオレ詐欺などはそのもっとも稚搬な例です。

彼らの手法は、フイッシングもしくはパンピングを中心に構成されています。

フイッシング( Fishing とは、釣るという意味の Fish から転じて、会話の中でさり気なく探リながら相手の情報を引き出すことです。とくに、インターネットなどを使ったフイッシング詐欺に関しては、これをもじって、 Ph ではじまるフイツシング(Phishing)という造語が定着しました。

パンピング(Pump は、ポンプ( pump )で水を汲み出すのにたとえて、しつこく質問して情報を聞き出すこととか、誘導尋問というような意味ですが、本書においては、フィッシングと同じものだと考えていただいていいでしよう。


営業活動でも、ビジネスチャンスをつかむためにお客さまのニーズを聞き出すということをします。そのときに、「どんな商品をいくらで持ってきたら買ってくれますか?」などとストレートに訊いたら、「こいつは無能だ」と思われてしまいます。

恋愛でも、「どんなセリフを言ったらオレに恋してくれる?」と真顔で尋ねたら、「安っぽい人ね」と軽蔑されるのがオチです。

相手を感じ、その人の気持ちや、その人が求めているものを繊細に察知してあげる。そのことによって、相手から信頼してもらえるのです。

コールドリーディングとは、相手のことを当てるテクニックではなく、「私のことを分かってくれる!」と信頼させ、相手のほうから情報を開示させるための技術です。

その意味で、フィツシング/パンピングは、コールドリーディングのもっとも重要なスキルだと言えるのです。

石井裕之(著) 『一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
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さて、その実例ですが、こんな会話です。




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・ペットルーズ
 「これからやるのは、コールドリーディングという騙しの話術で、ニセ霊能力者などが自分には霊能力があると信じ込ませるためのトリックです」
 「石井さんには霊能力はないんですね?」と取材に来た女性が笑いました。
 「もちろんありません(笑)。純粋に、心理テクニックとか言語テクニックなので」
 「わかりました」
 「そうですね。まず…」と言って、私は彼女の顔をしばらくじっと見つめます。
 「なんだか怖いですね」と彼女はたじろぎます。
 「あの、ちょっと変なことを聞きますが…」
 「あ、はい」
 「う〜ん」
 「?」
 「あの…。犬を飼っていませんか?」
 すると彼女は、「え〜〜」と叫びながら、椅子から立ち上がって逃げ出そうとしてしまいました。

 「どうして分かるんですか!」
 「いや、○○さんの隣に、犬のイメージが見えたもので…」
 「え〜!怖い!気持ち悪〜い」

 彼女は、特別にリアクションが激しいタイプというわけではないと思いますが、大声を出して騒いでいました。コールドリーディングの取材であることなど、すっかり忘れてしまっているかのようでした。

 「これがコールドリーディングなんです。トリックですよ。犬なんか見えてません」
 「でも、見えてなきゃ、どうして私が犬を買っていることが分かるんですか!」
 「わかりませんよ」
 「え〜!?」
 「犬を飼っているだなんて全然知りませんでした」
 「だって、分かったじゃないですか」
 「私はただ <犬を飼っていませんか?> と質問しただけです。これはコールドリーディングのテクニックのひとつでして…」
 「いや、きっと誰かに聞いたんでしょう!犬を飼っているということを」
 「いえ…」
 
 冗談ではありません。
 本を面白くするために大げさに書いているわけでもありません。

 ただ、ひとつだけ注意書きをつけるとしたら、この展開は、数ある実演の中のひとつのケースに過ぎないということ。しかし、「このケースでは、たまたま当たっただけなのだ」という意味ではありません。相手の反応にはいくつかのパターンがあります。そのどのパターンで答えられても、必ずコールドリーディングが成立する仕掛けになっているのです。

石井裕之(著) 『一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
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他にもいろいろな方法があるそうです。

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他にも、ズームイン/ズームアウト、ダイナミックフオーキング、サトルネガティブ、サトルクエスチョンなど、フィッシング/パンピングに関わるテクニックはいくつもあります。

これらのテクニックについては、前章でもご紹介しました、 『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』 『なぜ、占い師は信用されるのか?』 『コールドリーディング』の中で解説していますので、中ー上級レべルを目指したいという方は、お手に取ってみてください。

石井裕之(著) 『一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
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なんか、最後はほんの宣伝になってますが…





■参考図書 『一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門





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本書で紹介する「コールドリーディング」とは、
ニセ占い師、エセ霊能者、詐欺師など
「限られた人たち」にしか知られていなった話術&心理術。

欧米で知られていたコールドリーディングは、
仕事なら「セールス」「接客」「面接」「就職・転職」
「プレゼン」「メール」「クレーム対応」「上司・部下との人間関係」、

プライベートなら「恋愛」「飲み会」「家族関係」「人間関係」
…などに効く!

本書でコールドリーディングをマスターすれば、
間違いなくあなたのコミュニケーション力がアップします!

そう、「仕事」も「プライベート」も思いのまま!






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一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
著者 :石井裕之
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●本書を引用した記事
 初対面で必ず好意を持たれる振る舞い方
 サインに気をつける(話半分、観察半分)
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 Google検索で書評・要約を探す方法
 一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門
 社風を聞き出す面接の技術
 飲み会はコミュニケーションのツールか?
 やらない勇気
 徹底的に丁寧にやる
 目次ノート

●このテーマの関連図書


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