新しい技術、プロセスについて試してみる



社内では結構トシ上の部類ですが、私は自他共に認める新しもの好きです。

社外でちょっと小耳に挟んできた程度の技術を「やってみようよ」とあちこちに声をかけて有志を募るし、部下には「このやり方ってどう」ってやったことがないやり方を試させるし、案外いい迷惑かも…

逆に、過去のやり方に非常にこだわる人も結構います。

 以前からこういうやり方をする事になっている



 各部門のコンセンサスが必要

会社組織が大きくなると、どうしてもこういう官僚的というか過去踏襲のやりかたが無難なのかもしれません。

■新しいことに頑なになってはいけない


人間、たいていは成長期には、新しいものをどんどん取り入れていきます。というか、過去にやったことがなければ、新しい方法を取りれざるを得ませんね。

たとえば、スマホ。私の時代ならパソコン。
どうしてもお年寄りはこういうのに「できない感」というか拒否感があって、「あんなもの使わなくても仕事はできる」とか「そんなもので仕事ができるか」みたいに言われてました。

で、結局そういう人はどうなったかというと、淘汰ってやつですかね。

以前やっていた方法や手段っていうのは、うまくいく確率が高い、確実な方法です。
だから、それを否定することはありませんが、新しいやり方ならもっとうまくいくかもしれないんですよ。

それをやってみなければ、現在のアウトプットが増えることはありません。ヘリもしませんので、現状維持でいい人には問題がないでしょう。現状以上を望むのであれば、やり方を変えないと




★P99〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●テクノロジーに対して頑なな態度をとるな
みなテクノ口ジーに対して宗教的になっているこれは嘘ではない。あなたも認めるかもしれない。あなたは、自分が最良だと思っている何らかのテクノロジーやプログラミング言語をひいきにしている。

少なくとも、ほとんどのプログラマーはそうだ。

これはごく自然なことである。私たちは、自分がしていることに対して熱狂的になるものだ。

そして、熱狂と情熱があるときには、かなりヒートアップした意見が出てくる。プロスボーツをちょっと見ればわかる。

私たちの大半は、ただ知っているからという理由で特定のテクノロジーを崇める態度を取るようになってしまう。これは問題だ。自分が選んだものは可能な限りで最良の選択だと考えたくなるのは自然の勢いであり、逆のことを言われると侮辱されたような気分になりがちなのだ。

何が最良かについて、十分に情報を得た上で最良の判断を下せるほど、世に出ているすべてのテクノロジーを十分に知り尽くすことはおそらくできない。

そこで、私たちは自分が知っているものを選び、それが番いいんだと思い込む。
人生は難し過ぎてそれ以外の生き方は選べないものだ。

しかし、このような行動は、人にもともと組み込まれている自然なものであるとともに、破壊的かつ制約的なものでもある。

自分の経験だけが根拠となっている信念に独善的にしがみつくと、同じ信念にしがみついている人々だけと結び付き、その他の人々を毛嫌いしがちだ。

同じ考えが何度も繰り返して循環するコミュニティに自分を押し込めてしまうのである。
私たちは成長を止める地点に到達してしまう。何しろ、答えはもう見つかっているのだから。

ジョン・ソンメズ(著) 『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
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ソフトの世界で言えば、機械語やアセンブラを知っていれば、あらゆるプログラムは作成可能です。
かくいう私もそれでプログラムを作っていたので。

 C言語、C#言語、VISUAL-C、Perl、 Ruby、 Java………

こう言った言語は、知らなくてもプログラムを作ることが可能なんですが、生産性は100倍や1000倍ではすまないくらい違います。

そこに乗り遅れてしまえば、もう二度と追いつくことはできません。

メモを取るにしても、ペンと紙さえあれば可能ですが、EvernoteやOneNote、Google Keepと言った環境を活用すれば、より効率的に生産性を上げることができるわけですね。

データを扱うのに、Excel でやれないことはありません。
それをクラウドに放り込んで、機械学習させるのは、生産性がぜんぜん違うからです。

■新しい技術、新しいプロセス、新しい思考方法


技術、プロセス、思考方法、あらゆるものが世界中で毎日考え出されています。
新しいので、実績を出せなかった(いわゆる理屈倒れ)、モノにならなかった、紆余曲折して別のものに統合されてしまった、などいろいろ起きますが、それは実際に導入してみて、経験してみて初めて分かることも少なくありません。

こういったものに、一度頑なな態度を取ってしまうと、その後もさらに次のステップのものが出てきたときにもう二度と追いつけなくなります。だから、拒否しないまでも、「ちょっと試してみよう」とすることは、さらに自分が進歩する(少なくとも世の中に置いていかれないようにする)ために必要なことだと考えています。

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●選択肢を制限するな
本当に言いたいのは、選択肢を制限するなということだ。

自分が選んだテクノロジーが最高だと強調して、ほかのすべてのテクノロジーを無視したり過小評価したりするのは間違っている。その視点こしがみついていると、結局は自分を傷つけることになる。

逆に、すでに知っているものだけにしがみついてそれがべストだと主張しようとせず、開かれた心でテクノロジーに接するようにすれば、}あなたの前にははるかに多くのチャンスが開けてくるだろう}

ジョン・ソンメズ(著) 『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
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まあ、新しいことばかりに飛びついてしまうのも問題なので、1〜2割は新しいやり方を}試してみる}というのがいいかと。




■参考図書 『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル





立ち読みできます立ち読み可
「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した、生き方バイブル本です。

ソフト開発者向けに書いてありますが、そこで言われていることはあらゆるビジネスパーソンに通じることばかり。

良い人生を送るためには、技術習得法やキャリア構築法といったノウハウに加え、対人的な交渉・指導・意思疎通などをうまく行える能力や知恵、すなわち「ソフトスキル」が不可欠です!

本書では、キャリアの築き方、自分の売り込み方、技術習得法、生産性の高め方といった仕事で成功する方法だけでなく、財産の築き方、心身の鍛え方、恋愛で成功する方法など、「人生全般をより良く生きる方法」を具体的に説明します。

●「解説」から抜粋
本書はソフトウェア技術者向けの書籍ではありますが、いわゆるテクノロジーのことはほとんど書いてありません。しかし、「成功者」になるために必要なそれ以外の多くのことが書いてあります。(中略)今こそ私たちがもっと成功に貪欲になれるチャンスなのではないでしょうか。

●「訳者あとがき」から抜粋
全体を読み通して感じたのは、人の弱さを十分に意識して書かれていること、率直であること、上からではなく同じ高さから話しかけてくることでした。
(中略)校正のために読み返してみると、株や栄養や腹筋のことなど、「何かで読んだんだけどさあ」という枕で出てくるような話の多くを本書で覚えたことに気づきました。無意識のうちにいろいろな影響を受けているようです。この本、ただものではないですよ。

●目次
第1部 キャリアを築こう
第2部 自分を売り込め!
第3部 学ぶことを学ぼう
第4部 生産性を高めよう
第5部 お金に強くなろう
第6部 やっぱり、体が大事
第7部 負けない心を鍛えよう

付録A コードを書けるなら金融は理解できる
付録B 株式市場の仕組み
付録C 食事と栄養の基礎:ガラクタを入れればガラクタが出てくる
付録D 健康な食事の方法:ピザは食品群ではない






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