まとまらない考えをまとめる方法




 「いろいろ考えてはいるんだけどまとまらない」
 「上司に提案したけど "わからない" と言われた」

問題を解決する方法は幾つもあります(パターンは大して多くはありません)が、解決するためには、一旦問題や課題を整理整頓しないといけません。

「考えがまとまらない」状態というのは、この問題や課題が整理整頓できていない状態です。




■渦中にあると本質が見えない


若手で実務能力があるのに、なかなかプロジェクトを進めることができない人は、往々にしてこういう整理がうまく行っていないことが多いです。

まあ、おそらく誰でもそうなのですが、渦中にあると、渦の力点が見えないんです。

そういう時には、第三者の客観的な所見が奏効するのですが、「アイディアを整理する」「考えをまとめる」みたいな作業は、その人の頭のなかが見えない以上、第三者はあてにはできません。

結局、浮き上がった問題や情報に振り回されて、ドタバタしてるけど何も進んでない、状態になってしまいます。




■自分を第三者にする


これを解決するには、たったひとつしか方法はありません。

 自分を第三者にする

ことです。

必死に発生する問題を逐次解決することをやめて、一旦現場を離れると冷静になれます。

私が、「いかん!混乱してきたと感じたらまずやるのは、一人静かになれるところに避難することです。ノートとボールペンだけを持って。

そして、処理しなければいけない問題やそれに関する情報、頭のなかに浮かぶ事柄をとにかくノートに書きます。考察や検討をしてはいけません。あるもの・思いつくことを全部出す。

またアニメネタで恐縮ですが、ワンピースのアラバスタ編で、ビビ王女が反乱を止めに行こうといった時にルフィが、「ゴザに行っても国は救われない」と言って喧嘩になるシーンがありましたよね。

 反乱はクロコダイルが画策したもので、あちこちで起きる反乱をひとつづつ止めていても、結局国は救われない、クロコダイル本人を倒さないかぎり。

そんな話だったと思います。

サンジが「こいつは考えなしに、たまに核心をつくよな」と言ったアレです(読んでない人)。

まあ、こういういきなり核心に行ける人はそれでいいのですが、凡人はじっくり考えないと行き着きません。

考えるためには、ひとつづつの事象や課題・問題を個別の現象として捉えるのではなく、全体の構成要素を分解して組み立てなおすという作業が必要なわけです。

論理的に作業をすすめるために、冷静に第三者として客観視しないとできません。

なので、一度まわりの騒音をシャットアウトする環境(静かな場所)と頭の外に出して眺めるためのツール(ノートとボールペン)が必要なわけです。

■頭のなかで回遊させてはいけない


頭のなかというのは、ちょっと前に考えたことも、すぐに忘れてもう一度考えます。インパクトの強いものほど何度も浮かび上がりますので、なんどもそちらに思考を奪われてしまいます。

頭のなかで物事を回遊させると、考えは整理できません

「いろいろなことがあって難しくて…」という人に、「じゃぁその色々を書き出してください」というと、たいていはいいとこ5つくらいしかありません。
何度も繰り返し浮かぶから100とか200とかに感じるのですがね。



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posted by 管理人 at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的生産術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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