サラリーマンは何歳で「あがり」か〜こっそりガツガツのススメ




「草食系男子」なんて言葉が言われるようになりましたね。
あまりガツガツしてなくて、ゆったり・おっとり、くれればもらうけど自分からは取りに行かない、という感じでしょうか。

ウチの会社でも、最近の若い衆(こういうことを言い出すと相当なトシなんだろうな)は、あまり何かにガンガンやってガンガン成功や失敗をするというふうではなく、「そつなくスマートにこなす」という感じの人が多いような。でも、ある程度の年齢になった人も結構いたりします。

■サラリーマンの「あがり」


サラリーマンをやってると、あるところから地位や給料が上がらなくなります。

もともと上位のマネージャ(役員を含む)のポジションは限らていますので、頑張った人だれでもなれるわけではありません。
今の地位より上はありません。「あがり」状態。

いつまでも昇進や昇給にこだる人がいる一方で、「おれはここまで」と達観する(せざるを得ない)人も。
達観した人は「草食系男子」と同じで、「大過なく」「無難に」が主要テーマになります。

そうすると、仕事に対する積極性はなくなり、枯れる

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私はサラリーマン・コンサルタント時代、40歳で取締役まで昇進したが、今にして思えば。これが上がりのポジションだった。厳しいコンサルタント業界で無意識に守りに入った途端、担当分野の業績が悪化し、会社を追われることになった。

上がりのポジションに到達した人は、「大過なく」という言葉を使う。ろくに仕事もせず、のらりくらりと物事を先送りし、事なかれ主義的な立ち振舞で、何事も無く定年を迎えれば良い、というスタンスだ。

仕事を任せても、大した成果を上げることもなく、なし崩し的にうやむやな状態にしてしまう。目に見える失敗もしないから、極端に避難されることもない。
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それだけならまだいいが、他人の仕事のやり方に文句をつけたり、成果のアラ探しをして批判をしたり、相対的に自分の立ち位置が不利にならないような言動を取ることもある。

妬みやそねみなどで自分を卑下することはやめて、今の自分の立ち位置を見なおそう

 50台前半で「上がり」感覚だと、急な下り坂の人生が待っている

麻野進(著) 『ポジティブな人生を送るために50歳からやっておきたい51のこと
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■「あがり」のひとのマネジメント


本書『ポジティブな人生を送るために50歳からやっておきたい51のこと』では、「上がり感覚だと、その後のリスクが大きい」と書かれていますが、逆にその上司から見るとまた別のリスクが見えてきます。

こういう「あがり感覚で枯れてしまった」の人のマネジメントはすごく難しいんです。

「より高い地位がほしい」とか「もっと給料がほしい」という人のマネジメントが簡単というわけではありませんが、相対的に言えばこちらのほうが簡単です。その人の欲しいものを目の前にぶら下げてやれば、飛びつこうとします。馬の鼻先に人参というやつ。

一方で、枯れてしまった人は何をしても「頑張るぞ!」とは言いません。
欲しいものがないので。

 「いいトシをしてドタバタしながら、あたらしいことにチャレンジして失敗したり、落ち込んだり、なんて若い衆にカッコがつなかない」

などと思っていようものなら、「過去の蓄積だけで食べていきたい」みたいになってしまって、進歩ゼロ状態。

会社として、その人の将来を「閉じて」しまったわけではありません。期待はしています。
でも、本人が自らの意志で「進もう」と思ってないので、そのマネージャとしては、イライラするけどどうしようもない。

もちろん、会社がピンチでいつ絶賛リストラ中とか準備中なら、候補者にならないように頑張る(頑張ってみせる)しかないのですが、そこそこの業績がでている会社で、社風も従業員にそこそこやさしい、となれば、枯れてても本人は困りません。

■仕事は65歳までつづく


日本では実質、定年は65歳まで。

 あと20年、この会社でなにをしようか

と考えてみると、あまり楽しくないかもしれませんね。

もちろん、給料や職位はもらえないかもしれません。それに気づいたから「枯れた」のでしょうから、かなり確定に近い未来かもしれません。だからといって「もう、会社には8時間いるだけで、あとは趣味を楽しもう」と考えるのも否定はしませんが、会社にいる時間は楽しくないかも、ですよ。

■「こっそりガツガツ」のススメ


たいして長くない人生で、ただ時間をつぶすだけの時間はちょっと惜しいです。
だからといって、いまさら無理筋の昇進を狙っても虚しい。

そこで、会社で、今の仕事を使って、なにか楽しみを見つけてはどうかと思っていたりします。

私は勝手に「こっそりガツガツ」と命名してますが、若い人みたいに他の人から見ても「肉食系」みたいにみえずに、悠然としているが、じつは「あれもやりたい」「これもやってみたい」とちょっと考えている状態です。

たとえば、少なくとも今の仕事には精通しているはずですよね。それに対して一家言あるわけです。
「××は部長は○○で進めようとしているが、それじゃあダメなんだよ」と思っているんじゃないかと。

であれば、「言われたことはちゃんとやる」までは今までどおりやっていればいいですが、水面下で自分のやりたいようにやってみるのです。

どうせ「上がり」ですし、会社としては簡単には降格はできません。やるべきことをやっていれば。

自分のやりたいようにやってみるためには、部下や後輩に「△△しろ」とはいえない(おおやけには、部長の指示通りにやっている)ので、自分で若いころのように細々とした仕事までやることになります。

チームで進めるわけではないので、仕事の進みは遅いですが、若い頃にやった仕事というのは手順もわかっているので、案外やれます。逆にやれないところは「トシ食ったな〜」と苦笑いしながら、ぼちぼち。

体を動かすと、気分年齢が若返ります。若返ると考え方が再び積極的になってきます。

それで、成果になっても、ならなくても、面白ければ、会社は楽しめる、と。





■参考図書 『ポジティブな人生を送るために50歳からやっておきたい51のこと



現役50代の人事コンサルタントが語るアラフィフ(R50)世代の処世術。50代は人生でもっとも輝くゴールデンエイジである。
サラリーマン人生のなかで可処分所得も多く、周囲のメンバーからは一目置かれる存在。残業は体力ある若手に任せればいいし、社内外の人脈も最大級。家庭サービスからも解放され、休日は自分のために時間が使える。プロ野球にたとえるなら実績あるFA選手だろう。ところが覇気なく老け込んでいる人も多い。出世競争に決着がついたからか?子どもが成人して気が抜けた?
親や自身の健康不安か?残り人生を惰性でやり過ごそうとしたら、下り坂を転げ落ちる可能性が高い。じつは、50代はもうひと花ふた花も咲かせることができるリソースを積み上げてきた年代だ。本書は50歳から始める黄金の30年を謳歌するためにほんの少し気づいてほしいこと、行動してほしいことをまとめたリアル50歳の教科書だ。






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ポジティブな人生を送るために50歳からやっておきたい51のこと
著者 :麻野進

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