グレイなリソースを使う2





あるプロジェクトのりーだーになったり、組織のになったりすると、いろんなリソースが使えるようになります。いわゆる

 ヒト、モノ、カネ、情報

の4つのリソースですね。




前回はそれでも白にかなり近い(自分の直接的な影響下にある)リソースについてご紹介しました。
本日は黒に近い、つまり自分が直接コントロールしにくいリソースの扱いについて。

■白いリソースと黒いリソース


ちょっと振り返っておくと、私の言う白いリソースと黒いリソースは以下の様な定義です。

 白:そのプロジェクトのために自分(リーダー)が自由に使えるリソース
 黒:存在は知っているけど自分(リーダー)が使えないリソース




■黒いリソース


黒いというとなんとなくイメージが悪いですが、プロジェクトを進めるためには、自分の支配下にないリソースも借りてきて使わないといけません。

たとえば何かの部品を買って組み立てるような場合、設計者は自分の部下でも、部品を買うためには購買部のお世話にならないといけません。
設計が出来上がって、いざ部品を買おうと思ったら、購買や業者が思うように動いてくれなくてスケジュールが遅れる、なんてことがしばしばおきます。

これは、自分でコントロール出来ないために非常にストレスですね。
遅れた責任はプロジェクトの総責任者である自分に来るのですが、急がせようにも、購買が「いや、手続きに時間がかかりますから」とかしれっと言われると怒鳴り散らしたくなります。

■予約とスケジューリング


前回の白っぽいリソースは、なるべく詳細にスケジュールを決めずに、その場になって徐々に具体化するのがいいと書きましたが、黒いリソースは逆です。

 早い時点から詳細なスケジュールを取り決めておく

のがいいです。

つまり、「半年後に××を発注するから」ではなく「×月×日に××の発注手続きをします。図面はその1ヶ月前の×月×日に」というふうに日付(極端なときは時間まで)を切って明確にしておきます。そしてそれを、そのリソースとリソースの管理者に合意を取り付けておきます。

さらに、1ヶ月前、1週間前という風に事前に「あの時合意したよね」としつこく事前告知しておかないといけません。

■リソースの使い方は分けて使う


よくプロジェクトマネジメントの本では、「ちゃんと日程計画を立てなさい」と書かれていますが、全てを詳細・正確に日程計画をたてるのは源氏に合いません。
だって、日程なんて立てた瞬間から遅れ始めるので。

他の部署など自分の支配下にない、黒いリソースは正確に日程を立てるけど、自分のある程度コントロールの効く白いリソースはちょっといい加減に計画を立てると、自由度を高く計画をたてることができます。




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