成長には決まったプロセスがある



よくTVアニメで、主人公が「明日までにこの必殺奥義技ができないと勝てない」みたいなシチュエーションに追い込まれて、何かの薬や特別な訓練を受けてできるようになっちゃうことってありますよね。他には、敵に追い詰められて乗ったことのないロボットに乗ったら敵を倒せちゃうとか。

しかし、現実にはそんなことはありません。



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人間の成長過程には、しかるべき順序とプロセスがある。

子供はまず寝返りを覚え、座り、這うことを学んでから、はじめて歩いたり走ったりすることができるようになる。
各段階ともそれぞれ大切であり、またそれぞれに時間がかかる。どの段階も飛ばすことはできない。

これは人生のあらゆる側面において言えることだ。ピアノを弾く練習にせよ、同僚との効果的なコミュニケーションをはかるにせよ、すべて同じである。
個人にも、夫婦にも、家族にも、組織にも当てはまる原則である。

物理的な現象については、この「プロセスを踏まなければならない」とりう原則は理解しやすいが、個人の人格や、人間関係の育成についてこの原則を正しく理解することは難しく、またそれができている人は少ない。

しかも、この原則を正しく理解したとしても、それを真心から受け人れて、それに沿って生活をするということは、さらに難しく稀なことだ。

したがって、個性主義的な近道を探す人が多くなる。
時問と努力を節約するために、不可欠な段階を飛ばしながら、望む結果の達成を期待するのだ。

しかし、成長という自然のブロセスにおいて近道をしようとすればどうなるだろうか?

例えば、テニスの初心者であるにもかかわらず、人に格好良く見せるために上級者のように振る舞ったらどうなるだろうか。
前向きな姿勢とやる気だけで本当のプロと太刀打ちできるだろうか?
また、ピアノを習い始めたばかりなのに、さもコンサートホールで演奏会が開けるようなふりをし、友達にもそう信じ込ませたらどうなるか。

答は明白である。こうした成長のプロセスを無視したり、近道したりすることは絶刺に不可能なのだ。

それは自然の理に反するものであり、近道を探すことは、落胆とフラストレーンョンをもたらすだけである。

どういう分野にせよ、十点満点のうち、現在のレべルが 2 であるとするならば、5 のレべルに達するためには、まず 3 のレべルに近づく必要がある。
千里の道も一歩から」始まり、しかも一つづしか進むことができないのだ。

スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣
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たとえば、TOEIC で高得点が取りたい、と思うなら、1年2年とかけて、英語を聞き取る練習をする、英語の長文を読めるようにするためには、毎日の英語トレーニングが欠かせません。「TOEIC800点3日間セミナー」なんて受けても、実際に3日で400点だった人が800点取れるようになるわけがないです(マグレはあるかもしれませんが)。

もし、あなたが何か今までできなかったことをやろうとするなら、身に付けるたった一つの方法は毎日コツコツ勉強することです。毎日トレーニングをすることです。一瞬で必殺技が身につくことはありません。




■参考図書 『7つの習慣

全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。




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7つの習慣
著者 :スティーブン・R・コヴィー

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●本書を引用した記事
 ドラッカー:リーダーシップ力診断
 1週間は18日ある
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
 海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
 プチ座禅をしてみる
 人を理解するなら修飾語に注目する
 WIN+Rを多用する
 耳で読む読書術:オーディオブックを活用する
 遊び時間を作る
 中途面接の印象を良くするコツ:面接官の名前を覚えなさい
 1年後を想像する
 予算管理とは突発費用に対応できること
 ニュースを人に説明する
 巨乳バカ一代
 「外ヅラ」をよくする
 ButはBad
 欲しいものを考える
 自炊のコツ
 すり減らない働き方2
 すり減らない働き方1
 3つの習慣part2
 3つの習慣part1
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 貧乏人の経済学
 重要事項付箋
 昇進面接質問のブレークダウン
 行動科学で人生を変える
 問題は外にある
 成功の秘訣
 今年の10大事件
 1週間は18日ある
 図解する
 一人セミナー
 仕事は4時間で終わらせる
 優先順位をつける
 7つの習慣
 人を動かす:人を説得する原則3:自分の誤りをただちにこころよく認める
 人を動かす:人を説得する原則3:相手が即座に「イエス」と答える問題を選ぶ
 人を動かす:「イエス」と答えられる問題を選ぶ
 部下は育てるのではなく育つ
 陣取りゲームで陣地を広げる
 人を動かす:1ガロンの苦汁よりも1滴のはちみつのほうが多くの蝿が取れる
 人を動かす:人を説得する原則2:相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
 人を動かす:人を説得する原則1:議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
 変化を起こすための3つのコスト
 影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
 人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
 パラダイムを知る
 人を動かす:人に好かれる原則6「重要感を与える―誠意を込めて」
 人を動かす:人に好かれる原則5「相手の関心のありかを見ぬいて話題にする」
 人を動かす:名前を覚える努力をする
 人を動かす:人に好かれる原則2:聞き手にまわる
 人を動かす:人に嫌われる方法
 目標は自分だけが管理できる
 人を動かす:日光を吸い込みなさい
 人を動かす:一心に相手の話を聞くことは、相手に対する最大の賛辞である
 人を動かす:人に好かれる原則3「名前は当人にとって最も快い、最も大切な響きをもつものであることを忘れない」
 人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」
 人を動かす:人に好かれる原則2「笑顔で接する」
 人を動かす:幸福は自分の気持ちで決まる
 人を動かす:笑顔で電話しなさい
 テレビから離れる
 7つの習慣:率先力を発揮する
 意識をして廃棄をしなさい
 人を動かす:あなたの応援がしたい
 7つの習慣:人生の責任を引き受けなさい
 人望が集まる人の考え方:相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
 人を動かす:相手が優位であることを探す
 ストレスを解消する15分の脳トレ
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 人を動かす:相手の心のなかに強い欲求を起させること
 7つの習慣:MASTERチェックリスト
 人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
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 人を動かす:他人の長所を探しなさい1
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 影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
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 今日の決断判断記録を残す
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 自分が得意な仕事の仕方を知る方法1:自分が得意な仕事の仕方を知る方法
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 強者が強権をふるうと人は成長しなくなる
 「ゴールピープル」と「リバーピープル」
 成長には決まったプロセスがある
 個性的な仕事をしてはいけない
 コンセプト化・一般化の効用
 古典・名著のすすめ2―解説本の使い方
 古典・名著のすすめ1―古典・名著を探す
 木こりのノコギリを研ぐ(7つの習慣より)
 多数の雇用形態の仲間を持つときに注意するべきこと
 具体的に妄想すると考えられる
 北風と太陽―意図を隠して行動を促しなさい
 相手に勝たせると味方ができる
 犬が近づいてきたら道を譲りなさい
 魚はミミズで釣りなさい
 管理職登用面接の評価ポイント5〜部下育成
 管理職登用面接の評価ポイント4〜組織化力・リーダーシップ
 管理職登用面接の評価ポイント3〜提案力・交渉力
 管理職登用面接の評価ポイント2〜経営意識
 長所を挙げてもらうと勝手に説得されてくれる
 決定事項に必須の3要件
 サービス労働者の生産性
 原則を作る
 あなたの認識は間違っている
 7つの習慣演習ノート
 仕事効率を上げる基本ルール(タスクマネジメント編)
 ビジネス書名著目録(必須図書)


●関連図書
 
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
 
まんがでわかる7つの習慣
 
7つの習慣 演習ノート―ビジネス、プライベート、家庭で、効果的な人生を送るための 成功への原則がよくわかる!
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