犬が近づいてきたら道を譲りなさい




もしあなたが自分のキャリアを良くしたいと考えているのであれば、ケンカをするのは得にならないことが多いです。

一番ケンカになりやすいのは、相手から攻撃された時、つまりケンカを売られた時。たとえば、

 ちょっとした自分のミスを人格が問題かのように非難された
 傷つくような言い方をされた



 見下した言い方をされた

などなど。

実はこういう行動を取る人は、「ケンカを売ってやろう」という意識は殆ど無くて、考えなしに発言していることが少なくありません。でも、それで傷つき、腹が立つ人は少なからずいます。

別の記事なぜ腹が立つ?でもこういった時の対処方法をご紹介しましたが、カーネギーの『人を動かす』という本に、いい喩え話が書いてありましたので紹介します。




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自己の向上を心がけているものは、けんかなどするひまがないはずだ。

おまけに、けんかの結果、不機嫌になったり自制心を失ったりすることを思えば、いよいよけんかはできなくなる。こちらに五分の理しかない場合には、どんなに重大なことでも、相手にゆずるべきだ。百パーセントこちらが正しいと思われる場合でも、小さいことならゆずったほうがいい。

細道で犬に出あったら、権利を主張してかみつかれるよりも、犬に道をゆずったほうが賢明だ。
たとえ犬を殺したとて、かまれた傷はなおらない。

デール・カーネギー(著) 『人を動かす
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金持ちケンカせず

とか言いますが、ケンカの仕方を心得ているから金持ちになれたのではないかと思います。

首記のような状況で、腹が立たないかというと決してそんなことはなく、やっぱり腹が立ちます。後になってその瞬間がフラッシュバックして、ムカムカすることも確実にあります。

でも、私は結局は相手からの攻撃に対してなにもせず、スルーすることが多いです。
若い頃は、結構ちょっとした事で頭に血が上って、気がついたら…、みたいなこともしばしばありましたが、最近は殆どありません。

まあ、単にトシのせいかもしれませんが。

■自分のプライドのためではなく、目的のためにケンカをしなさい


でも、やっぱり反撃したり、こちらから先制攻撃をかけたりすることもあります。

それは、攻撃によって自分の目的が達成できるようになること。つまり、目的を達成するのに効果があると思える場合です。

あるグループ内で存在価値(影響力)を高めるためには、ケンカとは言いませんが、それに近いことをしないといけない時があります。
その時には、積極的に攻撃に出ないと勝ち得ない場合があるのですよ。

そこを見極めて行動すれば、結果として存在価値が高まります。

会社に、別の会社(グループ会社)の人ケンカになってしまって、相手の会社から出入り禁止を食らった人がいます。当然、その人の社内での評価もガタ落ち。

その人のプライドは、ケンカに勝った時点では満足されたでしょうが(実際の所、勝敗は知りません)、将来は失ってしまったわけですね(会社で活躍することが目的ではない人は関係ありませんが)。

犬とケンカをして勝ったとしても、あなたの得になることはありませんね。
尻尾を巻いて逃げ出したほうが得になるかも知れませんよ。




■参考図書 『人を動かす




これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to  Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。






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人を動かす
著者 :デール・カーネギー

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●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
 電話番号を覚えて脳の腹筋を鍛える
 上司にお願いする作業は分解してから渡す
 多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」
 多面的交渉術をトレーニングする「ピラミッド交渉力」
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●このテーマの関連図書


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