パーキンソンの法則:効率を上げるとムダ時間が増える









■パーキンソンの法則


パーキンソンの法則ってご存知でしょうか。

またいつものようにWikipediaから引用

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パーキンソンの法則
パーキンソンの法則は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。
具体的には、

 第1法則
   仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
 第2法則
   支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

の2つからなる。
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会社などでも、部門の運営に関わっているといつも思うのですが、

 部門の人数分の仕事がある

んですよ。不思議ですよね。

 今まで一人でやっていた業務で、その担当者の残業時間が多いので2人体制にすると、2人かかってもやっぱり残業して仕事をしてます。つまり今まで人月工数が1.5人月だったのに2人体制にした途端、2.3人月かかるようになっちゃった。

みたいな状態です。これが、私流パーキンソンの第0.5法則。

 どんなにリソースを投下しても、残業しなければならないほど仕事はある

さらに、これを個人に当てはめたのが、私流パーキンソンの第1法則。

 仕事を効率化すると、非効率な時間が増える

仕事を効率化して、できた余裕時間で、だらだらしていたら、なんにも変わらないですよね。それなら仕事なんて効率化しない方がいい。
ところが、これがなかなか理解できない人が多いみたいで、「効率化」を目標に上げる人が多い。




■仕事は効率化してはいけない


結論から言ってしまえばこういう言い方になってしまいます。

効率化すること自体は無駄な努力です。やらないほうがいい。

仕事の効率は

  効率 = 成果 ÷ 投入時間(工数)

で計られます。効率化するというのは、同じ「成果」を出すのに、より小さな「投入時間」でできるようにすることですね。
分子を小さくすれば、「効率」という数字は大きくなります。それで喜んじゃうんですよ。

でもよく考えてみると「成果」は変わってません。

例えば、あるお店で1時間で1万円の売上げがあるとして、その販売業務がやっぱり1時間かかっていたとしましょう。
レジを打ったり、商品を並べ直したりという作業ですね。

これを、効率化して、自動的に商品が補充されるような機械を導入して、レジもRFIDか何か使って人が作業する時間が半分に減りました。2倍の効率化ですね。きっと上司も褒めてくれます。

ただし、お客さんの数が増えるわけではないので、やっぱり1時間あたりの売上は1万円。
空きができた30分で、鼻毛をむしっていたらどうでしょう?

もともと時間あたり1万円しか売上げがないのであれば、1時間かけてやっても30分でやっても、結果は同じですよね。

そんなの頑張った意味が無い

■成果を変える


時間術を勉強したり実践したりする前に、考えないといけないのは

 「何で成果を増やすか」

ということです。

たとえば、投入工数を2倍にしても、成果が3倍になれば、その方がいいです。
でも効率で考えると、

  工数を半分にするだけだと 2.0
  工数を倍にして、売上を3倍にすると 1.5

になって、数字上は、工数を下げたほうがよく見えてしまいます。

だから、あなたの仕事を「効率」で測ってはいけないんです。

成果を増やす活動をするために、追加の時間が必要であれば、次にどうやってその時間を捻出するかを考えればいいのであって、「まず効率化」をしようとすると、パーキンソンの法則のように、

 完成したプレゼン資料を再々再チェックして完成度を高める

なんていう仕事をするはめになります。

あなたがもし時間術やそれにまつわるテクニックを身につけたいと思っているなら、まず

 今の成果はそのままに、プラスアルファの成果として何をしますか?

という問いを自分にしてみてください。

もし、明確なプラスアルファ目標がないのであれば、無駄な勉強をするより、使える時間を使って仕事の品質を上げる方法を考えた方がいいですよ。



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